固定費のうち、スマホ代は毎月1万円前後の支出が必要です。
もちろん契約内容によって多少金額が前後することはあると思いますが、スマホ代が家計における重い負担の一つであることは間違いないでしょう。
毎月のスマホ代を大きく削減するためには「格安SIM」が極めて効果的です。
私の場合だと以前は毎月8,000円程度を支出していたのに格安SIMのIIJmio(みおふぉん)に変更してからは僅か月2,000円程度にまで抑えることに成功しています。
とはいえ、モバイル機器などの動向にあまり詳しくない人にとっては「そもそも格安SIMって何?」という状態だと思います。
そこで当記事では「テレビやネット広告なので格安SIMという言葉を聞いたことがあるけれど具体的なことは何もわからない。」という状態でもしっかりと理解できるように格安SIM・格安スマホについて解説していきたいと思います。
目次
SIMカードとは?
格安SIMについて解説する前に、まずはSIMカードについてです。
SIMカードはスマホに挿入する通信用のマイクロチップのことです。
このSIMカードの中に契約者番号などが書き込まれており、それをもとに通話やデータ通信などができるようになっています。
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)でスマホを契約するとショップ店員さんが予めSIMカードをスマホに挿入した状態で引き渡してくれるので普通にスマホを契約して利用するときにはあまり意識することがないかもしれません。
格安SIMとは?
日本では携帯電話事業用のモバイル回線はドコモ・au・ソフトバンクの3つの事業者しか持っていません(楽天が第4の事業者として2019年に参入予定ですがそれを除けば2018年現在は3社のみです)。
そして、格安SIMとはドコモ・au・ソフトバンクからモバイル回線を間借りした格安SIM事業者が私達ユーザーにモバイル回線を又貸しする際に付与してくれるSIMカードのことを指しています。
「格安」と呼ばれている所以は単純にドコモ・au・ソフトバンクと比べて料金が安いからです。
格安SIMは国のお墨付き
なお、格安SIM事業は怪しいものではなく正式に国に認められた事業形態ですのでご安心下さい。
大手キャリアからモバイル回線を間借りしている事業者は正式には「MVNO(仮想移動体通信事業者))」という名称があり、総務省からはしっかりとしたガイドラインが出ています。
総務省|MVNO支援コーナー|MVNOガイドライン
SIMカードの種類(用途・サイズ)
SIMカードは用途別・サイズ別にいくつかの種類があります。
具体的には用途別に3種類・サイズ別に3種類が存在するので「3種類 x 3種類」で全9種類です。
用途別の分類について
用途別には以下の3種類があり、下のものほど高機能なので月額料金が高くなります。
- データ通信専用SIM
- 文字通りデータ通信専用のSIMカード。スマホに挿すとデータ通信(ネット閲覧・動画閲覧・LINEのやりとり・etc)などはできるが、SMS送信や通話はできない(LINEの通話機能のようにデータ回線を用いる通話は可能)。
- SMS機能付きSIM
- データ通信専用SIMにSMS機能が付いたSIMカード。スマホに挿すとデータ通信とSMSの送受信はできるが、通話はできない。
- 音声通話機能付きSIM
- SMS機能付きSIMに音声通話機能(= いわゆる普通の電話機能)が付いたSIMカード。スマホに挿すとデータ通信・SMSの送受信・通話の全ての機能が使える。
各格安SIM事業者によってそれぞれの名称が微妙に異なる場合がありますが、機能的には上記の分類の通りです。
現在大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で契約中のスマホがあるならその中に入っているSIMカードは音声通話機能付きSIMのはずです。
従って、これから格安SIMに乗り換えた後も今までと同じ使い方を想定しているなら格安SIMで選ぶべきSIMカードも音声通話機能付きSIMとなります。
データ通信専用SIMとSMS機能付きSIMは電話機能が必要のない端末、例えばゲームや動画視聴専用のスマホやタブレットなどを利用する際に用います。
サイズ別の分類について
また、格安SIMには以下の3種類のサイズがあります。
- ナノSIM(nano SIM)
- マイクロSIM(micro SIM)
- 標準SIM
名前の通り、ナノSIMが一番小さく標準SIMが一番大きいです(マイクロSIMはその中間のサイズ)。
SIMカードのサイズは一番小さいナノSIMがオススメです。
基本的にはスマホごとに挿入できるSIMカードのサイズが決まっているのですが、ナノSIMであれば以下のような変換アダプタを使用することでサイズの大きなマイクロSIMや標準SIMとして利用することもできるからです。
従って、スマホが対応しているSIMカードのサイズに合わせて変換アダプタを用いればOKです(ナノSIM対応のときは変換アダプタを使わずにそのまま挿入します)。
もし、マイクロSIMや標準SIMを発行してしまうと将来的にサイズの小さなSIM(ナノSIMやマイクロSIM)対応の機種に乗り換える際には手数料(3,000円程度)を支払って再発行しなければならないため注意が必要です。
格安SIMと格安スマホの違いは?
テレビやネット広告などでは「格安SIM」よりも「格安スマホ」という単語を耳にする機会が多いと思いますが、先述の通り「格安SIM」とは「大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からモバイル回線を借りている事業者が取り扱っているSIMカード」のことを指しています。
一方で、「格安スマホ」には以下の二通りの意味があると思います。
- 「格安スマホ」の1つ目の意味
- 格安SIMのことを格安スマホと言っているだけ。
- 「格安スマホ」の2つ目の意味
- 日本以外のスマホメーカー(主に中国・韓国・台湾など)が製造する文字通り安価なスマホのこと。大手キャリアで販売されているスマホよりも端末価格が安い(ピンきりだが1~3万円程度で手に入るものが多い)ことから「格安スマホ」と呼ばれている。
SIMカード(マイクロチップ)とスマホ(端末)は完全に別物なので個人的には「格安スマホ」は後者の意味が正しいと考えています。
しかし、一般向けに格安SIMの宣伝をするときに「格安SIM」という言葉を使ってしまうとSIMカードのことを知らない多くの人は「SIMって何?」とチンプンカンプンになってしまう可能性が高く、格安SIMの宣伝効果を期待できません。
そのため、テレビやネット広告などでは「スマホを安く使える!」ということを印象付けるためにあえて「格安SIM」のことを「格安スマホ」と呼んでいるのだと思われます。
格安SIMのメリット
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から格安SIMの乗り換えるメリットは以下の通りです。
月額料金が安い
まず、格安SIMという名前の通り大手キャリアと比べると圧倒的に安価です。
例えば、音声通話機能付きSIM(データ通信・SMS機能・電話を利用可能)を契約する想定だと、
- 基本料金が月額1,500~3,000円程度
- 電話料金は別途必要
という内訳でひと月に合計2,000~5,000円程度しかかかりません(契約プランや通話時間により変わります)。
参考までに、私は「IIJmio(みおふぉん)」という格安SIMの音声通話機能付きSIM(高速データ通信は月3GBまで)を契約しているのですが電話料金等を合わせて高くても月額2,000円前後しか支払っていません。
現在の電話番号を変えずに乗り換えられる
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から格安SIMに乗り換える際はMNP(モバイルナンバーポータビリティ)を利用できます。
従って、現在利用している電話番号を格安SIMでも継続して使い続けることが可能です。
しかも大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)同士でMNPするときと同様に通話ができない時間は切り替え手続きをする数時間程度ですし、自宅からネット経由で手続きできる格安SIMが多いので仕事の電話が多い人は休日の夜中などに手続きをすれば仕事に支障が出ることはほとんどありません。
私が契約している「IIJmio(みおふぉん)」の場合は、契約後に手元にSIMカードが届いてからネット経由で手続きすると数時間程度でMNPが完了します。
最低利用期間が短い
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)はいわゆる「2年縛り」が設けられていることが多いため一度契約した後は何らかの不満点があっても長期間使い続けなければいけないですし、いざ乗り換えるときは2年に一度しか訪れない契約更新期間中でなければいけません。
もちろん違約金さえ支払えばいつでも解約可能なわけですが、それには金銭的に大きな負担が伴います。
一方で、格安SIMの多くは
- 最低利用期間が半年~1年程度であることが多い
- 最低利用期間未満で解約する場合でも契約期間が長ければ違約金が安価になる
(例えば、1年縛りを6ヶ月で解約すると違約金が半額になる) - 最低利用期間が過ぎた後はいつ解約やMNPをしても違約金は発生しない
(大手キャリアのような更新期間がない)
といった契約内容が一般的です。
従って、万が一使いにくいと感じたときでも金銭的なダメージを最小限に抑えつつ解約またはMNP転出をすることが可能となっています。
格安SIMのデメリット
格安SIMにはメリットが多い一方で、以下のようなデメリットが多いことも忘れてはいけません。
申し込み・契約はネット手続きが基本
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)だと街のいたるところにキャリアショップがあり、実店舗に行けばショップ店員さんに詳しく話を聞きながら契約手続きを進めることが可能です。
一方で、格安SIMの事業者は実店舗を持たないことが多いため契約の際はネット経由での申込みが基本となります。
楽天モバイル・イオンモバイル・ワイモバイルなどは格安SIMとしては実店舗数が多めですが、大手キャリアに比べると店舗数は著しく少ない傾向にあります。
自宅で全ての手続きが完結するという点はメリットですが対面でないと不安に感じるという人にとっては申込みのハードルが高いです。
サービスの内容が限られている
格安SIMはサービスの内容が非常に限られています。
具体的には以下のような感じです。
- 実店舗がほとんどない(先述の通り)
- 問い合わせ窓口はメールのみが多い(実店舗がある場合を除く)
- 支払い方法はクレジットカードのみが多い
- 料金明細はオンラインでのみ閲覧可能(紙での発行は有料)
格安SIMは大手キャリアに比べて月額料金が圧倒的に安いことが魅力的ですが、サービス内容が削減されているからこそ安価な料金設定が実現しているという点は理解しておくべきです。
困ったことがあったら公式サイトのヘルプを調べる・メールで問い合わせをする・ネット上で情報を探すといった自力での解決を求められるため、ショップ店員さんに逐一詳細に教えを請いたいという人には格安SIMは向いていません。
支払い方法はクレジットカードのみが多い
サービス削減の一貫として支払い方法がクレジットカードのみに限定されていることが多いです。
従って、クレジットカードを持っていない人(もしくは持てない人)には格安SIMはあまり向いていません。
一応、格安SIMの事業者によってはデビットカードや口座振替などに対応しているところもありますが、選択肢が非常に少なくなるため自分に合うプランを選ぶのが困難になってしまいます。
クレジットカードなしで契約できる格安SIMの代表
- 楽天モバイル
- 楽天銀行またはスルガ銀行のデビットカードを利用可能
- OCNモバイルONE
- 口座振替を利用可能
キャリアメールが使えない
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)でスマホを契約すると、いわゆる「キャリアメール」と呼ばれるメールアドレスを貰えます。
キャリアメールとは?
各キャリアのドメイン名を含むメールアドレスで、メールアドレスのフォーマットは以下の通り。
- example@docomo.ne.jp
- example@ezweb.ne.jp
- example@i.softbank.ne.jp
一方で格安SIMでは一部の事業者を除いて上記のようなメールアドレスをもらうことができません。
従って、格安SIMに乗り換えた後にメールを利用したい場合はGmailやYahoo!メールなどのメールアドレスを自分で取得する必要があります。
Gmail
http://mail.google.com/mail?hl=jaWindows Live Mail
http://www.hotmail.com/Yahoo!メール
http://mail.yahoo.co.jp/
また、格安SIMへ乗り換えた時点で大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)との契約が解除されるため今まで利用していたキャリアメールが利用不可となる点にも要注意です。
長電話をすると通話料金が高くなりがち
格安SIMでは月額料金内に通話料金が含まれていないため通話時間に比例して通話料金(20円/30秒が一般的)がかかります。
従って、格安SIMで長電話をすると請求金額が信じられないくらい高額になる場合がある点に注意です。
電話をあまりかけない生活をしている人なら問題ないと思いますが、営業の仕事をしている人などのように電話をかける機会が多い場合は格安SIMはあまり向いていません。
むしろ大手キャリアの方が請求金額が安くなるケースも十分にあると思いますので、格安SIMに乗り換える前には事前にひと月の通話時間などを予想した上で料金シミュレーションをしてみることを強くオススメいたします。
通話料金を安くする方法は?
ただし、最近では格安SIMのサービスも充実してきており、
- 通話料半額アプリ(20円/30秒が10円/30秒になる)
- 無料通話オプション(有料)
などを駆使すればそこまで高額な請求になる可能性は低いですのでご安心下さい。
私が契約している「IIJmio(みおふぉん)」には通話料半額アプリの他、2種類の無料通話オプション(税抜600円/月と830円/月)が用意されています。
お昼や夜間は通信速度が低下する
格安SIMはユーザーの接続数が多くなるお昼休み(12~14時くらい)や夜間(18~24時くらい)の時間帯には速度が低下することが多いです。
格安SIMが「格安SIM事業者が大手キャリアから借りたモバイル回線を私達ユーザーに又貸ししている事業」であることは先述の通りですが、お昼休み・夜間といったピーク時には回線数に対してユーザー数が多くなり過ぎてしまうことが原因です。
従って、会社・学校のお昼休みや帰宅後にゲームアプリや動画閲覧などを存分に楽しみたいという人は格安SIMだと少々厳しいかもしれません。
ちなみに、私自身(IIJmioを利用)は外出中はせいぜいメール・LINE・ネットニュースや天気予報の閲覧くらいにしかスマホを使わないですし自宅には固定回線とWi-Fiがあるので、幸いなことに速度低下を体感したことはありません(IIJmioの利用歴は3年以上)。
プリペイドSIMで事前調査しよう
格安SIMの中にはプリペイドSIM提供しているところもあります。
速度低下に不安がある人は実際に契約する前にプリペイドSIMを用いてお昼休みや夜間に通信速度がどのくらい遅くなるのか確かめてみるのが良いと思います。
私が契約している「IIJmio(みおふぉん)」にもプリペイドSIMが用意されているので事前調査が可能です。
プリペイドSIMの代金は安価とは言い難いですが、いきなり契約して速度低下に悩まされるよりは良いのではないでしょうか。
LINEのID検索ができない
格安SIMでは基本的にLINEのID検索ができません。
ID検索ができずともQRコードやふるふるを利用すれば十分なのですが、今まで普通に使えていたID検索が突然利用不可となるのはちょっと面倒に感じるかもしれません。
ただし、LINEが手がけている「LINEモバイル」なら大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と同様にID検索が可能なので、「どうしてもID検索を使いたい!」という人にはLINEモバイルがオススメです。
格安SIMで使うスマホについて
格安SIMを利用するときは格安SIM契約後に利用するスマホをどのようにして用意するのかを考える必要があります。
以下、場合分けをして検討していきたいと思います。
ただし、難しいことを考えたくないなら格安SIMへの乗り換えに合わせてスマホを新調することをオススメいたします。
新しくスマホを購入する場合
まず、格安SIMに乗り換えるタイミングに合わせて新しくスマホを用意するケースについてです。
格安SIMとセットで購入する
格安SIMはSIMカードのみを契約する以外にSIMカードと新品のスマホをセットで購入することも可能です。
新しいスマホの購入を検討しているならセット購入が一番楽だと思います。
販売されている機種は
- 安価かつ最低限のスペックの(文字通りの「格安スマホ」) : 1~2万円程度
- 普通に使う分には問題のないミドルスペックのスマホ : 2~4万円程度
- 最新のハイスペックスマホ : 5万円以上
などバリエーションが多岐に渡るので、自分の希望に合うスマホが必ず見つかるはずです。
ただし、セット販売されているスマホは大半がAndroidでありiPhoneは一部の格安SIM事業者でしか取り扱いがありません。
iPhoneの取り扱いがある主要な格安SIMは以下の通り
- UQモバイル
- ワイモバイル
スマホのみを別に購入する
SIMカードのみを契約し、スマホ自体はAmazonなどの通販サイトや家電量販店などで購入する方法もあります。
セット購入する場合だと当該の事業者が取り扱っている機種しか選べませんが、別に購入すれば自分が好きな機種を自由に選べる点がメリットです。
しかし、格安SIMの事業者によって対応している機種が決まっているため何も考えずに機種を選ぶとSIMカードを挿入してもデータ通信や電話ができないといったことが起こりうるリスクがあります。
とはいえ、格安SIMの公式サイトでは対応機種の一覧が簡単に確認できるようになっているので購入前にしっかりと確認すれば特に問題になることはないと思います。
現在利用中のスマホをそのまま使う場合
現在大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で利用中のスマホを格安SIMに乗り換えてからも継続して利用するケースについてです。
このケースでは、
- 現在利用中のスマホはiPhoneか?Androidか?
- 現在契約中のキャリアはどこなのか?
- 契約予定の格安SIMはどこのキャリアの回線なのか?
によって場合分けが行われるためちょっと複雑になるのですが、結論としては以下の表の通りです。
契約予定の格安SIMの回線 | ||||
---|---|---|---|---|
ドコモ | au | ソフトバンク | ||
現在契約中の キャリア |
ドコモ | SIMカードを挿せば利用可能 (SIMロック解除不要) |
SIMロック解除すれば利用可能 | |
au | SIMロック解除すれば利用可能 | |||
ソフトバンク | SIMロック解除すれば利用可能 |
契約予定の格安SIMの回線 | ||||
---|---|---|---|---|
ドコモ | au | ソフトバンク | ||
現在契約中の キャリア |
ドコモ | SIMカードを挿せば利用可能 (SIMロック解除不要) |
SIMロック解除しても使えない場合がある | |
au | SIMロック解除しても 使えない場合がある |
SIMロック解除で利用可能 | SIMロック解除しても 使えない場合がある |
|
ソフトバンク | SIMロック解除しても使えない場合がある | SIMロック解除で利用可能 |
SIMロック解除とは?
各キャリアで購入したスマホは他社の回線で利用できないように「SIMロック」が設定されています。
「SIMロック解除」とはその設定を解除する手続きのことで、SIMロック解除後はキャリア(回線)を問わずに利用できるようになります(ただし、回線の通信規格とスマホが対応している通信規格が異なる場合を除く)。
2015年5月以降に販売されている機種はキャリアショップや公式サイトからSIMロック解除の手続きをすることが可能です。
上記の表の通り、格安SIMの大半はドコモの回線なのでドコモで利用中のスマホであれば格安SIMのSIMカードを挿すだけでそのまま利用できて大変便利(SIMロック解除も不要)です。
一方でauとソフトバンクは現在のキャリアと格安SIMの回線が同じであったとしてもSIMロック解除が必須なので若干手間がかかります。
SIMロック解除について
■ソフトバンク
ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する / SIMロック解除※両キャリアとも店頭でSIMロック解除すると3,000円(税抜)の手数料がかかるので、無料で手続きができるネット経由がオススメです。
また、いずれのキャリアもSIMロック解除さえすればどこの回線の格安SIMでも利用可能ということにはなっていますが、実際には不具合(データ通信や通話ができない等)が発生することもあるようなので、現在利用中のスマホを利用する予定なら現在のキャリアと同じ回線の格安SIMを利用することをオススメいたします。
IIJmioがオススメ!
当サイトではIIJmio(みおふぉん)をオススメしてます。
理由は私が実際に契約中だからという点が大きいですが、その他にも
- 運営会社が東証一部上場企業の株式会社インターネットイニシアティブ
(BtoBがメインなので一般的な知名度は高くないですが超大手です) - タイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)の2種類の回線を選べる
- 通話料半額(10円/30秒)になる「みおふぉんダイアル」アプリがある(無料)
- 2種類のかけ放題オプションがある
- 3GB・6GB・12GBの他、20GBと30GBの大容量オプションがある
といった特徴があって非常に使いやすいからです。
なお、IIJmio(みおふぉん)のレビューについては以下の記事をご参照下さい。
まとめ
以上が格安SIMについての一通りの知識です。
「格安SIMとは何なのか?」・「どういうメリットやデメリットがあるのか?」・「乗り換え方法は?」といった感じで分からないことは多いかもしれませんが、格安SIMは難しいものではなく意外と簡単だと言うことがお分かり頂けたのではないかなと思います。
私の場合は格安SIMのIIJmio(みおふぉん)に乗り換えることで毎月8,000円程度だったスマホ代を2,000円前後にまで圧縮することに成功しています。
もちろん個人個人のスマホの利用方法によって削減できる金額は上下すると思いますが、基本的には格安SIMに乗り換えた方が安くなるケースが多いと思いますので是非格安SIMの利用を検討してみて下さい。
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