家計簿をつけるときは基本的にレシートを見ながら購入した商品名や金額などの必要な情報を書いていくことが多いです。
しかし、世の中にはレシートをもらえない支出が少なくありません。
そのような場合に正確な家計簿をつけるのが大変ですし、その大変さ故に家計簿の継続を諦めてしまう・止めてしまう人も少なくないのではないでしょうか。
そこで、当記事ではレシートがない場合の家計簿をつける方法やコツについて解説していきたいと思います。
目次
レシートがない支出の例は?
レシートがない(もらえない)支出の代表例は以下のような感じです。
- 自動販売機での買い物
- 割り勘の飲み会費用
※会費制の飲み会は事前に費用が分かるのでレシートがなくても家計簿には支障ありません - バス・電車・タクシーなどの交通費
- お祭りの屋台などでの買い物
このような支出がある場合には以下の方法が参考になるはずです。
レシートがないときの家計簿のつけ方・書き方は?
金額をメモする
レシートがない(もらえない)ときに真っ先に考えるべき方法は支出した金額をその場でメモすることです。
メモする理由は、後から思い出そうとしても思い出すのは困難だからです。
もちろん、自販機で1回だけジュースを買った程度であれば簡単に思い出せるかもしれません。
しかし、旅先で電車やバスを駆使して観光地を周りつつ自販機で水分補給や出店で間食するといったケースだと後になってから詳細に思い出すことはまず不可能だと思われるため、とにかくその場でメモすることがとても重要なのです。
単に「メモ」と言っても
- 手帳にメモをする
- 財布にクリップペンシルと小さいメモ用紙を入れておいてメモをする
- スマホのテキストアプリに記録する
- スマホで写真を撮る(例:自販機で購入したものなど)
- スマホから自分宛にメールを送る(本文に使途と金額を記載)
など色々な方法が考えられますので一番取り入れやすい方法を採用すればOKです。
基本的には常に持ち歩くスマホ(もしくはガラケー)を活用するのが一番オススメです。
多めに計上する
「メモをするのを忘れてしまった!」とか「メモをするのが面倒!」という人には支出金額を多めに見積もって計上する方法がオススメです。
例えば、
- 自販機で飲み物を数本買った → 1,000円を計上
- バスや電車で1,000円超を使った → 2,000円を計上
- 飲み会で割り勘をしたら3,000円超だった → 4,000円を計上
- 飲み会で3次会まで行って1万円前後を使った → 15,000円を計上
といった感じです。
端数をザックリと切り上げて「多めに計上」という点がミソなので間違っても少なめに計上することのないように注意しましょう。
家計簿を1円単位でキッチリ記録したいという人には全く向かない方法ですが、トータルの支出をある程度把握できれば問題ないという場合にはとても有効な方法です。
また、このような大雑把な家計簿のつけ方を許容することで家計簿を継続しやすくなるというメリットもあります。
記録が残る支払い方法を取り入れる
現金払いだと記録が残らないような支出は、できる限り電子マネーやクレジットカードで支払うようにするという方法もあります。
例えその場で使った金額が分からなくても後から履歴を確認できるので家計簿をつける上ではかなり有効な方法です。
電子マネーで支払う
例えば、バスや電車といった交通費などにはできる限り電子マネーを利用することをオススメいたします。
大抵の電子マネーはスマホアプリやインターネット上から使用履歴を確認できるからです。
確認可能な履歴件数が少ない(例 : 最新10件のみ等)場合は適宜スマホでスクリーンショットを撮影して「メモ」を残しておくと良いです。
スクリーンショットとは?
スマホやパソコン等で閲覧中の画面をそのまま撮影すること(または撮影した画像)のことです。
スマホのスクリーンショットの撮影方法は以下の通りです。
- iPhone : ホームボタンとスリープボタンを同時押し
- Android : 電源ボタンと音量小ボタンを同時押し(長押し)
自販機に関しても電子マネー対応のものが増えてきているので、可能なら現金払いではなく電子マネー払いで済ませましょう。
参考 : マルチマネー自動販売機(コカ・コーラ)
https://www.ccbji.co.jp/business/installation/multimoney.php
なお、電子マネーを利用すると家計簿をつけるときに別の問題が発生するのですが、以下の記事にて解決方法を解説していますので合わせてご覧下さい。
クレジットカードを支払う
電子マネーと同様にクレジットカードも活用できます。
「レシートをもらえないような場所でクレジットカードを使えるのか?」という問題はありますが、「レシートを貰い損ねやすい場所」では有効な方法です。
例えば高速道路の料金所は後続の車がすぐ後ろにいると焦ってしまってレシート(領収書)をもらい忘れてしまうことも少なくないと思いますので、いっそのことETCを導入して料金所での支払いを止めてしまうのが良いのではないでしょうか。
ETCの支払いはクレジットカードなのでその場では金額が分からなくても後から明細を見れば正確な金額が分かるからです。
また、ETCだと料金所で支払いをする場合と比べてドライブがスムーズになるというメリットもかなり大きいと思います。
なお、クレジットカード利用時の家計簿のつけ方については以下の記事をご参照下さい。
まとめ
家計簿をつけるにあたって、レシートがもらえないと
- 家計簿を正確につけることが難しくなる
- 上記により、家計簿を継続するモチベーションが下がる
といった問題が生じてしまいます。
特に2つ目は家計簿の存続に関わる極めて重大な事案ですので放置するわけにはいきません。
そのためには当記事で解説したように、
- 使った金額を即座にメモする
- 使った金額を多めに計上する(= 大雑把な家計簿を許容する)
- 可能な限り記録が残る支払い方法(電子マネーやクレジットカードなど)を導入する
といった対策が必要不可欠です。
レシートがない支出の取扱いに困っているというのであれば是非当記事を参考にしてみて下さい。
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