北海道胆振東部地震の風評被害により激減している観光需要を取り戻すために「北海道ふっこう割」という国の補助事業がスタートしました。
北海道ふっこう割は最大7割引で北海道旅行ができるという超お得な内容となっています。
当記事では北海道ふっこう割の旅行商品を申し込みできるサイトの紹介や、北海道ふっこう割の条件・使い方・手続きの方法などを解説していきたいと思います。
目次
北海道ふっこう割の旅行商品を申し込みできるサイトについて
北海道ふっこう割が適用済みの旅行商品を販売している主な旅行予約サイトや旅行会社の一覧や内容は以下の通りです。
サイトの種類 | サイト名 | 公式サイトへのリンク |
---|---|---|
旅行予約サイト | 楽天トラベル | 楽天トラベルの公式サイトはこちらをクリック |
じゃらん | じゃらんの公式サイトはこちらをクリック | |
るるぶトラベル | るるぶトラベルの公式サイトはこちら | |
Yahoo!トラベル | Yahoo!トラベルの公式サイトはこちら | |
一休.com | 一休.comの公式サイトはこちら | |
旅行会社 | ANA | ANAの公式サイトはこちら |
HIS | HISの公式サイトはこちら | |
JTB | JTBの公式サイトはこちら | |
えきねっと | えきねっとの公式サイトはこちら | |
阪神交通社 | 阪急交通社の公式サイトはこちら | |
近畿日本ツーリスト | 近畿日本ツーリストの公式サイトはこちら | |
クラブツーリズム | クラブツーリズムの公式サイトはこちら | |
JALパック | JALの公式サイトはこちら | |
ニーズツアー | ニーズツアー |
北海道ふっこう割は格安で北海道旅行ができるということもあって、各サイトとも申込みが殺到しており既に販売終了となっている場合も少なくありません。
しかし、いずれのサイトでも随時ふっこう割適用のプランやクーポンなどが追加されていきますので定期的にチェックすることをオススメいたします。
北海道ふっこう割とは?
2018年(平成30年)9月6日(木)の未明、北海道胆振地方中東部を震源として大地震が発生しました。
北海道で初めて震度7を観測した他、全道が一斉に停電する「ブラックアウト」が発生し未曾有の大混乱となったことは記憶に新しいです。
揺れが大きかった地域では山崩れや液状化現象などによって甚大な被害が出ており避難生活を続けている人も少なくありません。
しかし、大きな被害が発生した一部の地域を除いては多少揺れが大きかった程度で建物やインフラ等に被害はほとんどなく、現在では北海道の大半の地域は震災前と変わりない至って普通の状態に戻っています。
にも関わらず「北海道 = 被災地 = 今も混乱が続いている」といういわゆる「風評被害」により震災後は国内はもちろん海外からも観光客が激減してしまって大きな経済被害が出てしまっています。
そんな状況を打破するために観光庁(国土交通省)が平成30年予備費で取り組むのが「北海道ふっこう割」という事業です。
「北海道ふっこう割」の概要(国土交通省の公式サイトのPDF)
http://www.mlit.go.jp/common/001255942.pdf
※事業の正式名称は「平成30年北海道胆振東部地震観光支援事業費補助金」です。
「北海道ふっこう割」の詳細は以下の通りですが、簡単に言うと国内外の旅行者は最大7割引で北海道旅行ができるという内容となっています。
補助対象は?
北海道ふっこう割では、補助対象は以下のように定められています。
補助対象 : 1泊以上の旅行商品及び宿泊(北海道全域)
「旅行商品及び宿泊」が対象なので、
- 北海道への交通費(飛行機など)
- 北海道内での宿泊費(旅館やホテルなど)
- 交通&宿泊がセットになった北海道旅行
など、北海道旅行に関わる全般が対象となっています。
道外や海外の旅行者だけではなく北海道民も利用することが可能です。
ただし、あくまでも震災により激減した旅行客の需要を呼び戻すことが目的の補助事業なので日本人のビジネス客は対象外です。
補助率・補助金額はいくら?
北海道ふっこう割の補助率・補助金額は以下のように定められています。
補助率 : 最大70%(50~70%)
補助額 : 上限2万円/泊
具体的な補助率・補助金額は宿泊地の数に応じて以下のように変わります。
宿泊地の数 | 補助率 | 補助上限 |
---|---|---|
1ヶ所 | 50% | 20,000円/泊 |
2ヶ所 | 60% | 30,000円/泊 |
3ヶ所 | 70% | 35,000円/泊 |
例えば、札幌市に1泊だけをするときは2万円を上限に50%の補助を受けられます。
また、1泊目は函館市・2泊目は札幌市のように異なる2ヶ所に宿泊するときは3万円/泊を上限に60%の補助を受けられます。
そして、1泊目は札幌市・2泊目は札幌市・3泊目は千歳市のように異なる3ヶ所に宿泊するときは3.5万円/泊を上限に70%の補助を受けられます。
このように北海道各地を移動する「道内周遊旅行」の際には補助率・補助金額が高くなる仕組みとなっています。
ただし、日本人は3泊までの支援に限るという制限があるので無制限に割引になるわけではありません。
使い方は?
北海道ふっこう割の補助金は事業者に対して直接支払われる仕組みとなっています。
なので、私達一般の旅行者は旅行サイトや航空券予約サイトにて
- 「北海道ふっこう割」が適用されているプランへ普通に申込みをする
- 「北海道ふっこう割」の割引クーポンを取得し、申込み時に適用する
といった簡単な方法で北海道ふっこう割を利用することが可能です。
どこの旅行サイト・航空券予約サイトであってもサイト内の目立つところに北海道ふっこう割に関するキャンペーンやクーポンの告知が掲載されているはずですので、迷うことはないと思います。
いつからいつまで?
北海道ふっこう割の期間は以下のように定められています。
割引対象期間 : 2019年02月28日(木)まで
https://genki-hokkaido.com/
北海道ふっこう割は平成30年度予算の事業なので年度内で終了です。
ただし、補助額が事業予算の上限に到達した場合はその時点で北海道ふっこう割が適用された宿泊プランや旅行商品は販売終了となります(販売終了前に購入した分は2/28まで有効です)。
なお、利用状況や北海道内の観光客の回復状況次第では来年度以降も継続されるかもしれませんが、現時点では平成31年度以降の予定は未定です。
まとめ
私も北海道民ですが、震源地に近かった地域を除く北海道内の大半の地域では現在は震災前と何ら変わりない生活をしています。
そもそもニュースで地震の被害が大々的に報道されているような場所は広い北海道内の極々一部であり、それ以外の地域では「多少揺れが大きかった」程度です。
もちろん停電によって電力供給が絶たれたせいで工場や酪農などでは大量の廃棄が発生するといった被害は発生しているのですが、少なくとも地震の揺れによって建物やインフラが破損されるといった被害はほとんどありません。
そういう意味では北海道は震災直後からずっと観光客を受け入れられる状態が続いています。
にも関わらず「北海道 = 被災地 = 今も混乱が続いている」という連想ゲームによる風評被害が続いているのは非常に残念ですので、北海道ふっこう割を利用して是非北海道に遊びに来て欲しいと思います。
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