節約・倹約を意識して生活するのは良いことだと思います。
しかし、節約・倹約を意識しすぎると支出そのものが悪いことのように感じられて思うようにお金を使うことができなくなってしまう人もいるかもしれません。
適度な節約・倹約は大切ですがエスカレートし過ぎると一転して「ケチ」になってしまう危険性があります。
当記事では
- 「節約・倹約」と「ケチ」の違い
- ケチにならないためのお金の使い方
などについて解説していきたいと思います。
目次
節約・倹約とケチの違いは?
結論から言うと節約・倹約とケチの違いはお金の使い方で決まります。
「節約・倹約」は無駄な支出を抑えること
「節約・倹約」は必要なものには必要な分だけお金を使った上で不要な支出を抑制することを意味しています。
例えば、以下のような絶対に支出が必要な場合ではいくらお金を使っても無駄遣いだとは言いません。
【無駄使いにはならないお金の使い方の例】
- 毎日バランスの良い食事をするために野菜が多少高くても買う
- 仕事用スーツの生地が薄くなって破れそうなので新しいスーツを購入する
- 親友(ただの友人ではない)の結婚式のご祝儀として5万円を包む
このように使うべきところにはお金をかけつつも以下のような無駄遣いをしないことを「節約・倹約」と言います。
【節約・倹約と言えるお金の使い方の例】
- あまりにも高騰している野菜は買わない(キャベツ1玉で500円など)
- 比較的安価なチェーン店でスーツを購入する
(ただし、年齢・役職・業界などにもよります) - 結婚式を口実に必要以上の小物やアクセサリを購入しない
「ケチ」は必要な支出を制限すること
逆に「ケチ」は使うべきところにお金を使わないような状態を意味しています。
具体的には以下のような感じです。
【ケチの具体例】
- 毎日の食事を白米とふりかけだけで済ませて食費を浮かせる
- スーツ・服・靴下などに穴が空いても気にせず着続ける
- 結婚式のご祝儀を特に理由なく1万円にする
これらは「節約・倹約」というよりもむしろお金を使わないことが目的になっていることが「ケチ」たる所以です。
【参考】辞書での「節約・倹約」と「ケチ」の意味は?
ちなみに、辞書で「節約・倹約」と「ケチ」の意味を引いてみると以下のような感じでした。
「節約」の意味
[名](スル)むだ遣いをやめて切りつめること。
「倹約」の意味
[名・形動](スル)むだを省いて出費をできるだけ少なくすること。また、そうするさま。
「ケチ」の意味
[名・形動]むやみに金品を惜しむこと。また、そういう人や、そのさま。吝嗇 (りんしょく) 。
いずれの意味も、先程説明したお金の使い方の通りですね。
何事もバランスが大事
お金の使いすぎはダメですがかといって出し惜しみをするのも良くありません。
何事もバランスが大事だと言うことです。
必要以上にものを買わない・支出をしないということを意識しつつも、必要なところにはしっかりとお金をかけることが大切です。
まとめ
とはいえ「節約・倹約」と「ケチ」のさじ加減も結構難しく、場合によっては「これは必要な出費だからOK」という言い訳の下に無駄な出費をしてしまうこともあるかもしれません。
日々のお金の使い方を常に見直しながら自分なりの「節約・倹約」と「ケチ」の違いをしっかりと確立させる努力をする必要があると思います。
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