コンビニは定価販売が基本でありスーパーやディスカウントショップなどのように値引き販売されていることがないため節約の大敵です。
また、お菓子・ジュース・お酒などの嗜好品を頻繁に買うことは無駄遣いに繋がるためこれも節約には良くありません。
しかし、コンビニ「ローソン」で嗜好品を購入する「ポン活」なら大幅な節約に繋がることをご存知でしょうか?
当記事ではローソンの「お試し引換券」を活用した「ポン活」の詳細はコツなどについて解説していきます。
目次
ローソンお試し引換券(ポン活)とは?
ローソンの「お試し引換券」は店内に設置されている端末「Loppi(ロッピー)」で発行できるクーポン券のことです。
ローソンお試し引換券とは?
- 引換券1枚につき1商品と交換できる(一部、割引のみの商品もある)
- 発行にはPontaポイントまたはdポイントを消費する
- 販売価格の半分以下のポイント数で発行できる
特に重要なのが3つ目の「販売価格の半分以下のポイント数で発行できる」という点です。
いくつか具体例を挙げます。
いずれの商品も通常の販売価格の半額以下のポイント数でお試し引換券が手に入ることが分かると思います。
このように通常であれば「1ポイント = 1円分」の価値であるPontaポイントやdポイントを「1ポイント = 2円以上」の価値として利用できるのがローソンのお試し引換券なのです。
従って、お試し引換券を上手く活用すれば嗜好品を安く購入することができて節約に繋がると言えます。
巷ではこのようなローソンのお試し引換券を活用した節約術のことを「ポン活」と呼ぶ人もいるようです。
ローソンお試し引換券(ポン活)のやり方・方法
ポンタカードもしくはdポイントカードを用意します。
ローソンに行き、Loppi(ロッピー)にカードをスキャンします。
「一覧から発券する」を押します。
お試し引換券のカテゴリを選択します。
一覧から欲しい商品を押します。
商品に間違いがなければ「確定する」を押します。
利用ポイントと利用後残高ポイントを確認して「確定する」を押します。
Loppi(ロッピー)の左下から排出されるお試し引換券を受け取ります。
お試し引換券は以下のような感じです。
続けて発券するときは「同じ券を発券する」もしくは「他の券をさがす」を押します。
ただし、一度に連続で発行できる枚数は5枚までとなっているため、6枚以上発行するときは再度カードスキャンから始めなければなりません。
また、アルコール類は一度に1枚しか発行できないため、都度カードスキャンから始める必要があります。
発券が終了したら、欲しい商品とともにレジに出せばOKです。
ローソンお試し引換券(ポン活)の特徴
ローソンお試し引き換え券には以下のような特徴があります。
発券に必要なポイント | ポンタポイントまたはdポイント |
---|---|
発券に必要なもの | ポンタポイントカードまたはdポイントカード |
対象商品 | 嗜好品が多い ※お菓子・氷菓・ジュース・お酒・インスタント食品など |
対象商品追加の スケジュール |
毎週火曜日・金曜日・土曜日の午前7時に追加 ※お酒やローソンIDなど一部商品は午後17時以降に追加 |
発券できる枚数 | 同じ商品はポイントカード1枚につき1日に2枚まで |
有効期限・範囲 | 発券後30分間のみ有効(30分経過で自動キャンセル) 発券した店舗でのみ有効 |
詳細は以下で解説している通りです。
ポンタポイントまたはdポイントが必要
お試し引換券の発行にはポンタポイントまたはdポイントを消費します。
従って、発行の際にはポンタカードまたはdポイントカードのどちらかが必要となります。
とはいえ、いずれもローソン店頭で無料で入手できて誰でも簡単に持つことが可能ですので現時点で持っていなくても心配無用です。
対象商品はお菓子・ジュース・お酒が多い
お試し引換券の対象となる商品ジャンルは幅広いですが、主に以下のような商品が多い傾向にあります。
お試し引換券の主な対象商品
- お菓子
- 氷菓
- ジュース(清涼飲料水)
- お酒(ビール・チューハイ・リキュール・etc)
- インスタント食品
いずれも嗜好品であり節約に取り組む際には真っ先に削減対象になるものばかりです。
しかし、お試し引換券を活用すれば半額以下で手に入ることから節約をしつつ嗜好品を購入することが可能となります。
新商品の追加は火・金・土
お試し引換券の対象商品は毎週火曜日・金曜日・土曜日の午前7時に新しいものが追加されます。
※ただし、アルコール類やローソンID(後述)など一部商品は午後17時以降に追加、土曜日は商品数が極端に少ない
対象商品を確認する方法は以下の3通りです。
お試し引換券の対象商品を確認する方法
- ローソン公式サイトのお試し引換券のページ
- ローソン公式アプリ
- フリーマガジン「月刊ローソン」(店頭で配布)
ローソン公式サイトは今後の追加予定が分かる他、パソコンやタブレットなどで閲覧すれば一覧性が高いので大変便利です。
お試し引換券の対象商品の一覧
ローソン公式アプリはスマホで手軽に今後の追加予定を調べられる点がメリットです。
ローソン
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1日に発行できる枚数について
同じ商品の発行枚数は1日2枚まで
同じ商品のお試し引換券は1日に2枚までしか発行できません。
そのため、大量の所持ポイントを投入して同じ商品を沢山入手するといった芸当は不可能です。
ただし、例外的に以下の方法なら同じ商品のお試し引換券を1日に3枚以上発行することができます。
カード2枚で最大4枚
「同じ商品のお試し引換券は1日に2枚まで」という制限は厳密には「ポイントカード1枚ごとに」というルールです。
従って、ポンタポイントカードとdポイントカードを各1枚所持していれば同じ商品のお試し引換券を各2枚発行できるので同じ商品を計4つ入手することが可能です。
ローソンIDの利用で最大4枚
お試し引換券の対象商品の中には「通常」の商品と「ローソンID」の商品があります。
「通常」の商品は誰でも発行可能ですが、「ローソンID」の商品はローソンIDの取得者のみが「通常」よりも少ないポイント数で発行できるという違いがあります。
ローソンIDとは|ローソン
※ローソンIDは無料で取得できます
そして、これら「通常」と「ローソンID」は同じ商品であってもお試し引換券としては別物扱いとなっているようです。
従って、ローソンIDを取得した上で「通常」の商品と「ローソンID」の商品のお試し引換券を各2枚ずつ発行すれば同じ商品を計4つ入手することが可能です。
異なる商品なら発行枚数は制限なし
異なる商品のお試し引換券を少しずつ発行する場合は発行枚数に制限がありません。
従って、大量のポイントを所持しているなら複数商品のお試し引換券を1~2枚ずつ入手することで沢山の商品をゲットすることが可能です。
「1日」の切り替わりは午前0時
お試し引換券における「1日」は午前0時に切り替わるようです。
なので、例えば
- 残業を終えて帰宅する途中、23時に商品Aのお試し引き換え券を2枚発行
- 翌朝、早朝6時の出社途中に商品Aのお試し引換券を2枚発行
のように日付さえ翌日になっていれば24時間以内に同じ商品のお試し引換券を3枚以上発行することが可能です。
一度に連続で発行できる枚数について
1枚のお試し引換券を発行した後は、以下の画面にて「同じ券を発行する」もしくは「他の券をさがす」を押すことでLoppi(ロッピー)にカードをスキャンすることなく連続でお試し引換券を発行することができます。
しかし、5枚目を発行した時点で強制的に初期画面に戻ってしまうため6枚目以降を発行したいときには再度カードのスキャンから始める必要があります。
また、アルコール類に関しては1枚発行する度に初期画面に戻る仕様となっているため複数枚を発行したいときには都度カードのスキャンからやり直さなければなりません。
有効期限は発券後30分間
お試し引換券を発券した後の有効期限は30分間です。
30分以内にレジに持っていかなかった場合には自動的にキャンセル扱いとなり、発行に消費したポイントが返還されます。
なので、発券後に対象商品が品切れになっていることに気が付いた場合は放置するだけでOKです。
なお、発券したお試し引換券を能動的にキャンセルする方法はありません。
発行した店舗でのみ利用可能
お試し引換券を使用できるのは発券した店舗のみです。
従って、発券後に対象商品が品切れになっていることに気が付いたからといって近隣の別店舗にお試し引換券を持ち込んで利用するおことはできません。
ローソンお試し引換券(ポン活)のコツは?
ポンタカードとdポイントカードを用意する
お試し引換券は「カード1枚につき同じ商品は1日に2枚まで」という制限があります。
つまり、ポンタカードとdポイントカードの両方があれば同じ商品を1日に計4つまで入手可能ということを意味しています。
実際に同じ商品を4つも欲しくなることがあるかどうかは別として、とりあえず用意しておいた方が良いと思います。
ポンタカード・dポイントカードともにローソン店頭で無料発行できるので一応持っておきましょう。
ローソンIDを取得する
ローソンお試し引換券(ポン活)を有効活用するなら絶対にローソンIDを取得しておきましょう。
上記の例のように、同じ商品であってもローソンID取得者限定の商品は通常よりも少ないポイント数でお試し引換券を発券できてお得からです。
また、「通常」の商品と「ローソンID」の商品のお試し引換券を各2枚ずつ発行すれば同じ商品を最大4つゲットできるというメリットもあります。
ローソンIDを持っていて損することはありませんので以下から取得しておくことをオススメいたします。
ローソンIDとは|ローソン
※ローソンIDは無料で取得できます
ただし、「ローソンID」の商品は午後17時にならないと追加されない(= 発券できない)点に注意が必要です。
事前に対象商品をチェックしておく
ローソン店頭に赴く前にお試し引換券の対象商品はチェックしておきましょう。
お試し引換券の対象商品を確認する方法
- ローソン公式サイトのお試し引換券のページ
- ローソン公式アプリ
- フリーマガジン「月刊ローソン」(店頭で配布)
個人的には当月分のスケジュールを一覧表示して確認できる公式サイトをパソコンやタブレットで閲覧するのが一番便利でオススメです。
お試し引換券の対象商品の一覧
ただ、ローソン公式アプリも手軽にスケジュールを確認できて重宝します。
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両方を適宜使い分けると良いと思います。
発券前に商品を確保する
ローソンに入店したらお試し引換券を発券する前に対象商品を確保しておきましょう。
というのも、発券後に対象商品がない(品切れ or そもそも店舗によっては置いていない)ことが判明したら発券した分のポイントが無駄になってしまうからです。
使わなかったお試し引換券は発券から30分後にはキャンセルされて消費したポイントは返還されるので余分に発券したからといって損をすることはありませんが、あまりスマートではないと思います。
お試し引換券のみの利用でもポイントが貯まる!
レジで会計する全ての商品をお試し引換券で購入する場合でもポイントが貯まります。
「会計金額0円 = ポイントが貯まらない」と勘違いしてしまいがちかもしれませんがそんなことはありませんので、会計の際には忘れずにポイントカードを提示しましょう。
「レジ直クーポン」で予約 & 発券不要
ローソン公式アプリ内の機能「レジ直クーポン」は以下の2つの点が大変便利です。
レジ直クーポンのメリット
- 事前に商品を予約して枠を確保できる
- お試し引換券を発券する必要がない(レジでスマホ内のバーコードをかざすだけでOK)
以下のようなデメリット・注意点もあるため100%完璧というわけではありませんが、特に「予約」を上手く活用すれば焦ってローソンに行く必要がなくなるのでポン活に余裕が生まれます。
レジ直クーポンのデメリット
- 予約できるのは発券可能な商品のみ(追加前の商品は予約不可)
- 予約後、24時間以内に使用する必要がある(使用しない場合は自動で予約キャンセル)
- レジ直クーポン対象外の商品は予約不可
また、通常通りLoppiでお試し引換券を発行する必要がある
ローソン公式アプリはiOS・Androidの両方に対応しているので是非インストールしておきましょう。
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ポイントの貯め方は?
お試し引換券を発行に必要となるポンタポイントまたはdポイントを貯める方法としては主に以下の方法が挙げられます。
ポンタポイントまたはdポイントを貯める方法は?
- クレジットカードのポイント還元で貯める(例:リクルートカードやdカード)
- 各ポイントの対応店舗で買い物をする際のポイント還元で貯める
- ポイ活で貯める(ポイントサイト等で貯める)
1.の「クレジットカードのポイント還元」と2.の「各ポイントの対応店舗でのポイント還元」は非常に分かりやすい方法なのですが大量のポイントを貯めることは困難であるためポン活にはあまりオススメできません。
3.の「ポイ活」はまとまった金額(数千円~1万円超)のポンタポイントまたはdポイントを比較的簡単に貯められるので非常にオススメです。
少額でも毎月安定した金額を稼ぎたいならアンケートサイトの「マクロミル」も活用できます。
まとめ
以上がお試し引換券を活用した「ポン活」についてです。
コンビニでの買い物や嗜好品の購入は節約とは対極に位置すると考えるのが一般的ですが、ポン活ならコンビニで嗜好品を購入することが節約に繋がるのでちょっと驚いたのではないでしょうか。
もちろん本気で節約して家計を切り詰めるつもりならポン活も止めた方が良いと思います。
しかし、過度な節制や我慢は長続きしない可能性が高いですのでポン活でお菓子・ジュース・お酒などを購入して適度に息抜きをしながら上手に節約を継続することをオススメいたします。
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