私は一人暮らしですが350Lの冷蔵庫を使っています。
使用している機種「SHARP SJ-WA35Y-S(2013年製)」は通常であれば2~3人用だと思われますが、あえて大きめのサイズを購入しました。
大きいサイズの冷蔵庫に慣れてしまうと、一人暮らし用の冷蔵庫(100~150L前後のもの)にはもう戻れないくらいのメリットが沢山あります。
以下で大きめの冷蔵庫をオススメしたい理由や購入時の注意点などについて書いていきます。
目次
一人暮らしに大きめの冷蔵庫がオススメの理由
買い貯めしやすいから
大きめの冷蔵庫の一番良いところは買い貯めしやすい点です。
150L程度の小さい冷蔵庫を使っていた学生の頃はちょっと多めに買い物をしただけで冷蔵庫の中がパンパンになってしまっていたと記憶しています。
無理やり押し込んでギリギリ収めたことが何度もあります。
しかし、現在は特に買い物の量を調整せずともいつも楽に収納することができています。
また、買い貯めができるということは買い物の頻度を減らせるということでもあります。
従って、買い物に行くとついつい余計なものを購入してしまうという性格の人は大きめの冷蔵庫にすることで無駄遣いを減って節約にも繋がると思います。
整理整頓しやすいから
収納スペースに余裕がある大きめの冷蔵庫は整理整頓が非常にしやすいです。
予め食品の種類ごとの置き場所を大雑把に決めておけば収納するときはもちろんのこと、取り出すときにも迷うことなく目的のものを見つけることが可能です。
そのおかげで冷蔵庫を無駄に開けている時間が短くなるので保冷効率もグンと上がります。
冷蔵庫内を整理整頓するときには100均で購入できる透明のトレイなどがあると便利です。
作り置きできるから
収納スペースに余裕があると作り置きをしやすいという利点もあります。
まとめ買いした食材をまとめて調理した上でタッパーに入れて保存したり小分けにして冷凍したりしても収納スペースが足りなくなることはまずありません。
また、必要であれば鍋ごと冷蔵庫に入れて保存することも可能です。
「まとめて作るのは良いけど小分けにするのが面倒・・・」という人でも鍋ごと冷蔵庫に入れるだけなら手間を感じないと思いますので、大きめの冷蔵庫があると自炊のハードルが一気に下がるはずです。
私自身も味噌汁・煮物・カレーなどを作る際は大きめの鍋で大量に作った上で鍋ごと保存することが多く、大きな冷蔵庫の利便性の高さを強く実感しています。
その他、夏場は大きなサイズの麦茶ポットを常に2本以上冷蔵庫に入れておくこともできるので麦茶切れも防げます。
電気代が安いから
小さい冷蔵庫と大きい冷蔵庫の電気代を比較した場合、大きい方が電気代も高くなると考えがちです。
しかし、実は大きい冷蔵庫の方が電気代が安くなる傾向があります(メーカーの公式サイトなどで各機種のカタログスペックを比較すると分かりやすいです)。
理由としては、
- 大きい冷蔵庫の冷却方式は小さい冷蔵庫よりも冷却効率が良い
- 大きい冷蔵庫は余裕を持った収納ができるので冷気の循環効率が良い
- 大きい冷蔵庫は小さい冷蔵庫よりも断熱部分が大きい
などが挙げられます。
大きめの冷蔵庫を購入することで先述のようなメリットに加えて電気代の節約にも繋がるのであればこれほど嬉しいことはないと思います。
なお、「電気代が安いと言っても、小さい冷蔵庫と大きい冷蔵庫の購入価格の差額を埋めるほどの違いはないのでは?」という指摘はナンセンスです。
ここでは「大きい冷蔵庫は色々なメリットがある上に電気代を節約できてお得」という話をしているのであって、「購入価格が多少高くても電気代が安い大きな冷蔵庫を買った方がお得」という話をしているわけではないからです。
大きい冷蔵庫を買う際の注意点
上記のようにサイズの大きな冷蔵庫には多くのメリットがあります。
しかし、実際に購入する際には以下の点に注意しましょう。
自宅に搬入できるか要検討
まず、購入した冷蔵庫を自宅に搬入できるかどうかは事前によく検討すべきです。
部屋の中に設置するスペースを確保できるとしても、そもそも搬入できなければ意味がないからです。
一軒家やファミリー用の広い物件に住んでいるなら多少大きな冷蔵庫でも問題なく搬入できると思いますが、単身者向けの物件だとドアの幅などに余裕がないことが多いので冷蔵庫の寸法が搬入経路の幅・高さを上回ってしまう可能性があります。
「せっかく購入したのに自宅に搬入できなかった。」という悲劇は絶対にあってはならないことですので、購入予定の冷蔵庫をきちんと搬入可能かどうか事前にチェックしておきましょう。
冷蔵庫のサイズはカタログスペックを参考にしても良いですし、家電量販電に展示されている実物をメジャーで測っても良いです。
部屋に入れると圧迫感がある
冷蔵庫を無事に部屋に入れた後の問題としては大きい冷蔵庫は存在感も大きく実際のサイズ以上の圧迫感があるという点が挙げられます。
大きい冷蔵庫は単純にサイズそのものが大きいのはもちろんのこと、一人暮らし用の物件は部屋がそれほど広くないため相対的にかなり大きく見えてしまうことが原因です。
対処する方法は特にないため慣れるしかないのですが、できるだけ部屋のスミに置くようにすれば圧迫感が緩和されると思います。
音がうるさい
冷蔵庫のサイズが大きくなると冷却しなければならない容量も大きくなるため冷却装置等の機械部分が大型化して駆動音も大きくなってしまいます。
家庭用の冷蔵庫であれば我慢できないほどの轟音が鳴り響くことはありませんが、人によっては冷蔵庫の駆動音がうるさく感じられることもあるかもしれません。
一旦購入すると音がうるさいからという理由で簡単に買い替えることはできないため、どのくらいの音が発生するのかを事前に調べておく必要があります。
カタログスペックやメーカーの公式サイトで機種ごとの騒音(dB)が確認できますので、買い替え前には現在使用中の機種の騒音と購入予定の機種の騒音を比較する方が良いです。
まとめ
以上が私が一人暮らしに大きい冷蔵庫をオススメする理由です。
注意しなければならない点はいくつかありますが、メリットがとても大きいのでデメリットはいずれも些末な問題だと思います。
今すぐ大きい冷蔵庫を購入することが難しかったとしても買い替えの機会が来たときには是非とも大きい冷蔵庫を検討してみて下さい。
コメント