単に「節約」という単語を目にしたらどのようなイメージが湧くでしょうか?
節約のイメージ例
- 食費を切り詰める
- 電気をこまめに消す
- エアコンを付けずに扇風機で我慢する
上記はいずれも「変動費」の節約の例ですが、このような方法は節約にはあまり向いていません。
当記事では無理や苦労を必要としない上手な変動費の節約方法について解説していきたいと思います。
目次
変動費とは?
まず、家計における「変動費」とは支出する金額に毎月変動が大きい項目のことを指します。
具体的には
- 食費(食品・飲料・嗜好品など)
- 日用雑貨(日用品・トイレットペーパーなどの各種消耗品など)
- 被服費(衣類・靴・鞄・その他装飾品・クリーニング代など)
- 交通費(ガソリン代・交通費など)
- 交際費(外食代・飲み会の会費など)
- 趣味・娯楽費(雑誌や書籍・CDやDVD・その他趣味に関する支出・レジャー代)
- 医療費(通院費・買い置き用の医薬品代)
- その他(お小遣いなど)
などが該当します。
光熱費(電気・ガス・水道)などの請求額は毎月上下しますが、一般的には光熱費は「固定費」に分類されることが多いです。
その他、固定費・変動費・特別費に関する解説は以下の記事をご参照下さい。
変動費の削減による節約が難しい理由
一般的に変動費を削減して家計を節約することは難しい傾向にあります。
理由としては、
- 変動費は固定費に比べると家計に占める支出の割合があまり大きくないから(食費など)
- 常に削減を意識し続けなければ恒常的な節約ができないから
といった点が挙げられます。
例えば、毎日の晩酌のビールを2缶から1缶に減らせば間違いなく節約することは可能です。
しかし、節約を継続するために今後ずっと晩酌のビールは1本のままで我慢し続けなければならないという意味でもあります。
食費(嗜好品を含む)・趣味・娯楽代といったその他の変動費の削減に関しても同様で、変動費は毎月意識して削減状態を維持しなけば恒常的な節約には繋がらないというデメリット・難しさがあるのです。
もともと無駄遣いだったものを削減するだけなら簡単かもしれませんが、食費・趣味・娯楽代などを始めとする生活の質や日々の楽しみに直結するような支出の削減を継続するには並々ならぬ我慢や努力が必須であり、精神衛生的にはあまり良くありません。
従って、変動費を削減して家計を節約するためには闇雲に取り組むのではなく無理や苦労をせずに継続することが可能な方法を取り入れることが重要です(具体的な方法は後述の通り)。
固定費の削減による節約の方が簡単な理由
節約するという目的においては変動費の削減に比べると固定費の削減の方が遥かに簡単です。
というのも、固定費は一度削減したら将来的に毎月継続して削減することが可能だからです。
例えば私はスマホをauから格安SIMのIIJmio(みおふぉん)に変えることで約6,000円/月(= 約7万円/年)の節約に成功しています。
このように、固定費の見直しを一切していないのであればまずは変動費よりも固定費に手を出す方が高い節約効果が得られる可能性が高いと思います。
変動費の節約方法のまとめ
先述の通り、変動費の削減による節約は基本的に難しいのですが、以下で紹介する方法を用いれば無理や我慢をせずとも変動費の大幅な節約が可能となります。
ウェル活/ウェル活で33%割引
イオングループのドラッグストアである「ウエルシア薬局」と「ハックドラッグ」では毎月20日にTポイントを1.5倍の価値で利用することができます。
具体的には1,000円分のTポイントを持っていれば1,500円分の買い物をできるという意味です。
つまり、Tポイントで支払い可能な商品は全て33%割引(※100% / 1.5 ≒ 66.7%)で購入できるということです。
「ウエルシア薬局」と「ハックドラッグ」には医薬品だけでなく食品・日用雑貨・嗜好品など様々なものが販売されているので、毎月20日に「ウエル活/ウェル活」をすることで変動費を大きく抑えることが可能となります。
ノジ活で33%割引
家電量販店の「ノジマ」の通販サイト「ノジマオンライン」では「ノジ活」により全ての商品を33%割引で購入することが可能です。
ノジマオンラインは電化製品だけではなくパソコン・スマートフォン・CD・DVD(ブルーレイ)・おもちゃ・カー用品・スポーツ用品など幅広いジャンルの商品の取り扱いがあります。従って、何か欲しいものがあるときは一度ノジマオンラインで販売されているかどうかを調べた上で「ノジ活」に取り組むのがオススメです。
ポン活はポンタポイント・dポイントの価値が2倍以上に
大手コンビニのローソンでは「お試し引換券」を活用する「ポン活」をすることでお菓子やお酒などの嗜好品が半額以下で手に入ります。
お試し引換券の発行にはポンタポイントやdポイントが必要ですが、スーパーやドラッグストアなどで購入するよりも安価で購入できるので、購入する数や量はそのままに大幅な節約をすることが可能です。
ポイ活で収入を増やす
また、節約一辺倒になるのではなく収入を増やすことも大事です。
ポイントサイトを用いた「ポイ活」は
にも活用できますので、変動費を節約する上でとても大切な役割を担っています。
まとめ
変動費を節約しようと思ったら食費・嗜好品・趣味や娯楽にかかるお金を切り詰めることばかりを考えてしまいがちですが、我慢や努力が必要な方法は長期的な節約にはあまり向いていません。
一方で当記事で紹介した方法はいずれも我慢・努力・無理とは無縁のテクニック・裏技なので苦労することなく自然に継続することができて長期間に渡って変動費を節約し続けることが可能です。
変動費の節約をしたい方は早速今日から実践してみて下さい。
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